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Psychosomatic Medicine, Psychiatry
Do you have any of the following symptoms?
What is an anxiety disorder?
不安が強く、行動や精神的な障害をもたらす症状を総称して、「不安障害」と呼んでいます。「不安は自我の中に生じる。不安は危険に対する信号である」(フロイト)という言葉がある様に、不安は常に誰にでも普通に存在していますが、その不安が何かのきっかけでとても強くなり、不安に対する歪んだ思い込みが発生し、日常生活に支障が出てくるようになる状態が「不安障害」です。
How to Treat "Anxiety Disorders"
薬物治療と、心理療法を合わせて治療を行うことが最も効果的です。
精神療法では、「認知行動療法」「暴露療法」などを用いて、不安に対する「歪んだ思い込み」を修正していきます。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というタイプの抗うつ薬が不安障害にとても良く効くため、通常はこれらの薬物を同時に内服しながら治療を進めます。
Symptoms of Anxiety Disorders
「不安障害」には様々な症状がありますが、ここでは不安障害に分類される病気の一部についてご紹介します。こちらでご紹介する症状以外にも、身体面、精神症状等様々な形で「不安障害」の症状が出る場合があります。
What is panic disorder?
一度不安や恐怖を感じた場面や場所で、繰り返し体の異常症状(動悸、息苦しさ、めまい、下痢、手足の冷感など)が出現する障害です。 診断基準では以下の症状のうち四つ(またはそれ以上)が突然に発現することで定義されています。
<パニック発作症状>
上記の症状は「自律神経発作」と言っても過言ではありません。
一度大きな発作を起こした場面に恐怖を持ち、同じような場所を避けるようになる「広場恐怖」を伴うタイプと、入眠前や寂しさを感じた時などに急に恐怖や不安が出現するタイプとに大きく分けることができます。
生涯有病率は3%以上で、誰にでもかかる可能性のある障害です。
また、類縁疾患として、緊張・不安の高まる場面において、腸管の活動異常を来す「過敏性腸症候群 」や、「社会不安障害」に発展することもあります。
What is obsessive-compulsive disorder?
「強迫観念」と「確認行為」が繰り返し生じ、社会生活上の困難をきたす疾患です。
「強迫観念」とは、一見「バカバカしい」と思えるような些細な事がら(鍵をかけたか?手の汚れはとれたか?すれ違ったときに相手にぶつかっていないか、など)に繰り返し不安・恐怖を持つことです。
「確認行為」とは、「強迫観念」による不安を減らすために、その原因を繰り返し確認することです。「何回も手を洗って、綺麗なことを確認する」「何度も家に戻り、玄関の鍵がかかっているのを確認する」「何度も書類を見返して、きちんと処理できていることを書くにする」などです。患者さんによっては、家族など身近な人に確認を要求することもあります。このような確認行為を「巻き込み型」と呼び、より社会生活に問題が生じやすいタイプです。
これらの行為が、現実生活の中で明らかに「過剰」となった場合日常生活に支障をきたしてしまいます。
代表的な症状として、「不潔強迫」、「確認強迫」、「加害強迫」などがあります。
What is social anxiety disorder?
社会不安障害は、人から注目されるような場面(人前で話す、電話で話す、会話を交わす)で、恥ずかしい思いをするかもしれないといった考えが急激に出現し、強い不安、恐怖を感じる疾患です。
このような強い不安や恐怖が繰り返し出現すると、人から注目されるような場面や状況があまりにも苦痛になるため、会社をやめようと悩んだり、人と接することを怖れて家に閉じこもった生活を送るようになったり、と日常生活に支障が出てくるようになります。
不安・恐怖を感じる場面・状況の例
上記のような場面・状況において、強い不安や、恐怖を感じ、苦痛から逃れる為に、特定の場面、状況を避けるようになってしまいます。そのため、日常生活や、社会活動に支障が出てきます。