治療について

うつ病、躁うつ病(双極性感情障害)、統合失調症、重度ストレス反応、適応障害、解離性障害、摂食障害、パニック障害、強迫性障害、身体表現性障害、精神発達遅滞、高機能自閉症、認知症等々。これらの病気にまではいかなくとも、眠れない、食欲がない、体調がすぐれない、疲労感が強い、漠然とした不安があるなど病気の入り口にさしかかっている場合、早めの対応で軽いうちに早く治ります。

薬は少なくてすむかもしれないし、カウンセリングだけですむかもしれない、いわば未病への対応あるいは予防という意味でメンタルヘルスを維持します。

連携病院のご案内

東京大学医学部附属病院

専門的な検査・診断の確定・休養入院などについてご案内をしています。

楽山病院

うつ病など気分障害の専門治療病棟です。静養入院についてご案内をしております。

上尾の森診療所

こじんまりとした、落ち着ける小規模の入院病棟です。

浦和神経サナトリウム

この様な症状はありませんか?

うつ病

以下の様な症状はありませんか?

  • 先行き・将来のことを考えると全てが上手くいかないような気分になってしまう。
  • 何もかもが楽しくなく、何をしても無意味に感じてしまう。
  • とにかく「だるい」「かったるい」「体が重たい」
  • 何かをしても普段よりとても疲れが残るような気がする

うつ病とは?

  • 意欲の低下・理由のない不安感・倦怠感・悲哀感・不眠・自律神経症状などを認める精神疾患です。
  • 生涯有病率は男性で11~13%、女性においては15~21%とも報告されており、より普遍的な障害です。

うつ病の症状

気分の症状 、身体の症状、思考・行動の症状など、単なる「うつ的な気分」だけではなく、いくつかの症状が組み合わさり、多彩な症状が出現します。

≪特徴的な思考・行動の症状≫

  • 何かを決断しようと考えても答えが出ない
  • 「簡単なことが決められない」「新聞が以前のようにさっと読めない」「料理の手順がなかなかまとまらない」
  • 否定的な認知:「自分はつまらない人間だ」「申し訳ない」「何をやってもどうせ無理だ」「将来が絶望的だと感じる」「漠然とした不安感」

≪特徴的な身体の症状≫

  • 特に理由がないのに動悸がする
  • 息苦しい感じがして、何回も深呼吸をする
  • めまい、フラフラする感じがよく出る
  • 頭痛、肩・背中の痛み
  • 消化器症状(ムカつき、下痢、便秘)
  • 喉や胸の詰まるような感覚

うつ症状は「甘え」ではありません

  • ストレスがあまりに強く、消化不良を起こしたり、ストレスが解消されても、「嫌な気分」「うつに似た感覚」が続く状態が「うつ病」です。
  • その時の身体(神経)の状態と、環境のストレスとが関連しあってうつ病になると考えられています。

悪循環を断つことがうつ病の予防

  • ストレスを溜めないように、生活を調整
  • 自身の抑うつ症状をきちんと把握
  • 身体や気持ちの状態にあった社会生活を送る。

小原クリニックでは、薬物治療だけでなく、生活習慣の見直し、認知行動療法などを取り入れ、うつ症状改善に向けて、心理士などを含めたチーム医療など、万全な態勢でサポート致します。

不眠

以下の様な症状はありませんか?

  • 寝付きが良くない
  • 寝ても途中で起きてしまう
  • その後朝まであまり寝られない
  • 朝早く目が覚めて、その後寝られない
  • 朝起きられない

不眠とは?

不眠症はそれ自体は病気ではなく、その原因を探り、共に治療することが大切です。
特に不安・緊張と不眠が関連することが多く、うつ病のきっかけとして不眠が出現することもよく知られています。

また、「概日リズム障害」と呼ばれる、体の睡眠リズム(いわゆる体内時計)がずれてしまうことで、夜眠れず、朝起きられないという症状が出現することもあります。
「睡眠時無呼吸症候群」という、何らかの理由で寝ているときに気道がふさがってしまい、一時的に睡眠が浅くなってしまう病気も存在します。

症状の改善に向けて

睡眠そのものは、状態に合わせて睡眠薬を選択し、内服することで一見改善しますが、不眠の原因をしっかりと精査し、その原因に合わせた治療を平行して行うことで、不眠を根治治療することが可能となります。

不安障害(パニック障害・強迫性障害・社会不安障害(あがり症))

以下の様な症状はありませんか?

  • 心臓がドキドキする
  • 呼吸が苦しく、息が吸えないような気がする
  • 緊張したり、疲労がたまるとめまいやふらつき、下痢などが出現する
  • 手や足が痺れて冷たくなってしまう
  • 無意識のうちに不安や緊張が出る特定の場所を避けるようになる
  • 人前に出るのが苦手で、動悸や発汗、吐き気・下痢などが出現する

不安障害とは?

不安が強く、行動や精神的な障害をもたらす症状を総称して、「不安障害」と呼んでいます。「不安は自我の中に生じる。不安は危険に対する信号である」(フロイト)という言葉がある様に、不安は常に誰にでも普通に存在していますが、その不安が何かのきっかけでとても強くなり、不安に対する歪んだ思い込みが発生し、日常生活に支障が出てくるようになる状態が「不安障害」です。

「不安障害」の治療方法

薬物治療と、心理療法を合わせて治療を行うことが最も効果的です。
精神療法では、「認知行動療法」「暴露療法」などを用いて、不安に対する「歪んだ思い込み」を修正していきます。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というタイプの抗うつ薬が不安障害にとても良く効くため、通常はこれらの薬物を同時に内服しながら治療を進めます。

不安障害の症状

「不安障害」には様々な症状がありますが、ここでは不安障害に分類される病気の一部についてご紹介します。こちらでご紹介する症状以外にも、身体面、精神症状等様々な形で「不安障害」の症状が出る場合があります。

パニック障害

パニック障害とは?

一度不安や恐怖を感じた場面や場所で、繰り返し体の異常症状(動悸、息苦しさ、めまい、下痢、手足の冷感など)が出現する障害です。
診断基準では以下の症状のうち四つ(またはそれ以上)が突然に発現することで定義されています。

<パニック発作症状>

  1. 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
  2. 発汗
  3. 身震いまたは震え
  4. 息切れ感または息苦しさ
  5. 窒息感(ちっそくかん)
  6. 胸痛または胸部不快感
  7. 嘔気または腹部の不快感
  8. めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
  9. 現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分自身から離れている)
  10. コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
  11. 死ぬことに対する恐怖
  12. 異常感覚(感覚麻痺)
  13. 冷感または熱感

上記の症状は「自律神経発作」と言っても過言ではありません。
一度大きな発作を起こした場面に恐怖を持ち、同じような場所を避けるようになる「広場恐怖」を伴うタイプと、入眠前や寂しさを感じた時などに急に恐怖や不安が出現するタイプとに大きく分けることができます。
生涯有病率は3%以上で、誰にでもかかる可能性のある障害です。
また、類縁疾患として、緊張・不安の高まる場面において、腸管の活動異常を来す「過敏性腸症候群 」や、「社会不安障害」に発展することもあります。

強迫性障害

強迫性障害とは?

「強迫観念」と「確認行為」が繰り返し生じ、社会生活上の困難をきたす疾患です。

「強迫観念」とは、一見「バカバカしい」と思えるような些細な事がら(鍵をかけたか?手の汚れはとれたか?すれ違ったときに相手にぶつかっていないか、など)に繰り返し不安・恐怖を持つことです。
「確認行為」とは、「強迫観念」による不安を減らすために、その原因を繰り返し確認することです。「何回も手を洗って、綺麗なことを確認する」「何度も家に戻り、玄関の鍵がかかっているのを確認する」「何度も書類を見返して、きちんと処理できていることを書くにする」などです。患者さんによっては、家族など身近な人に確認を要求することもあります。このような確認行為を「巻き込み型」と呼び、より社会生活に問題が生じやすいタイプです。
これらの行為が、現実生活の中で明らかに「過剰」となった場合日常生活に支障をきたしてしまいます。
代表的な症状として、「不潔強迫」、「確認強迫」、「加害強迫」などがあります。

社交不安障害(対人恐怖症・あがり症など)

社交不安障害とは?

社会不安障害は、人から注目されるような場面(人前で話す、電話で話す、会話を交わす)で、恥ずかしい思いをするかもしれないといった考えが急激に出現し、強い不安、恐怖を感じる疾患です。
このような強い不安や恐怖が繰り返し出現すると、人から注目されるような場面や状況があまりにも苦痛になるため、会社をやめようと悩んだり、人と接することを怖れて家に閉じこもった生活を送るようになったり、と日常生活に支障が出てくるようになります。

不安・恐怖を感じる場面・状況の例

  • 人前でのスピーチ
  • あまり仲良くない人との会食
  • 電話
  • 人前で字を書くこと
  • 会議での発言・発表
  • トイレに行きたくなることへの恐怖・不安

上記のような場面・状況において、強い不安や、恐怖を感じ、苦痛から逃れる為に、特定の場面、状況を避けるようになってしまいます。そのため、日常生活や、社会活動に支障が出てきます。

もの忘れ(認知症)

以下の様な症状はありませんか?

  • 物をおいた場所を覚えていない
  • 約束したことを覚えていない
  • 計算がわからなくなった
  • 孫の名前が出てこない

認知症とは?

物忘れ(短期記憶障害)・見当識障害(場所や時間の感覚が薄れる)・失認、失行(物事を理解し判断する力が弱る)といった症状が現れ、徐々に悪化する病気です。
最近では上の症状の2つ以上がみられる方を「認知症」と考え、一つだけの症状が軽く出現する場合は「軽度認知機能障害(Mild Cognitive Inpairment)」と呼び、認知症とは区別しています。
しかし、特に物忘れについては、一つの症状でも認知症への進行を常に意識して経過を注意して見守る必要があることが言われています
認知症が進行するといろいろな心の症状(気分の不安定さ、イライラ、妄想、強迫、不眠、幻覚など)が出現します。これらの精神症状をまとめて「周辺症状」と呼び、その対応には正しい知識と経験による的確な判断が必要になります。

認知症の診断・治療

まず、認知症に見えて、実は違う病気であるものを除外しなければなりません。ご高齢の方は体調が良くないときに一時的に寝ぼけたようになってしまう状態になることがよくあります(せん妄状態)。これはよく認知症に間違われますが、実は回復可能な別の病気です。また、うつ病も認知症の初期とよく間違われます。
次に、認知症であった場合、どのようなタイプの認知症かを検査・判断し、治療の方針を組み立てます。
また、認知症の場合、「どのように介護をしていくか」ということも大切なため、介護保険の申請・ケアマネージャーとの連携といった、生活環境の調整を先回りして考えていくことも重要になります。

薬物治療

現在では病状進行の程度を軽くする薬剤が数種類発売されています。アリセプト、レミニール、メマリーなどです。また、周辺症状の調整に極少量の安定剤を使用することもありますが、慎重な判断が必要になります。

薬物治療と、的確な介護体制のコーディネートにより、より長く、豊かな時間を過ごせるようになることが、治療の目標です。

当クリニックは完全予約制となっております。
お電話または窓口にて、予約をお取りの上、ご来院下さい。

048-883-5860

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